基準地価1.4%上昇、3年連続プラス 再開発・低金利追い風 

 国土交通省は17日、2024年の基準地価を公表した。住宅地や商業地といった全用途の全国平均は前年比で1.4%上昇し、3年連続でプラスとなった。上昇率が拡大した三大都市圏では再開発や低金利下での堅調な住宅需要が地価を押し上げた。訪日外国人客の増加などで地方でも波及効果がみられる。7月1日時点の地価動向を調べた。用途別では住宅地の全国平均が前年比で0.9%伸びた。商業地も2.4%上昇し、ともに3年連続でプラスとなった。全用途の全国平均の上昇率は1991年の3.1%以来の伸び幅となる。

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